午前中は「あまごクラブ」で、仏教の話(老いの坂と地獄の話)を若いお母さん方にした。その後、子どもたちの教育相談。これも久しぶりの貴重な体験だった。
赤ちゃんを背負いながら話を聞かれる姿に刺激を受けてつい夢中になってしまった。
午後からは「プチ法話会」で大無量寿経の最終回。
三毒段と五悪段の所を取り上げた。
そして、最後に「砂時計の喩え」を話した。
私たちにとってはほとんどが砂粒だけど金の砂粒が一粒だけ入っている。
それは親鸞さんにとっては法然上人と出会えた経験であり、それは阿弥陀様との値遇であった。
一番盛り上がったのは、皆さんの子どもの頃の話。
「昔は貧しかったけど豊かだった。今は便利だけど貧しい」と。
子どもの頃、一束1円で針金の輪っかに薪を詰める仕事をしたという。
その薪の束を「みつ木」と言われたので記録しておく。
私の友人たちは枕木を一本10円で運んだ。
私は全校でこのみつ木を校舎の窓の下に運んだことを思い出す。
何束ずつ運べるのか競いながら。