つれあいから「布の紐を折りたたんでいるけど、そのときに正五角形にするには最初にどこに折ればいいのか」と質問を受けた。
面白そうなので考えてみた。
最初に思い出したのは正三角形の折り方。
これは60度なので、真ん中に合わせて折れば簡単にできる。
五角形の場合は72度なので簡単ではない。(180度を五等分する)
いろいろ試行錯誤して真ん中より少し下といういい加減な結果になった。
その図が面白いので記録しておく。
右の小さい五角形がその結果。
3:4:5の直角三角形の場合は36.87度でかなり近くなる。
ちなみに正三角形を作る時は次のように幅の真ん中に折る。
これはレジ袋の畳み方で知った。
8、ゴミ袋の折りたたみ
あるとき、ビニールの買い物袋が、きれいに三角形に折りたたまれコンパクトになっているのを見た。それは、最後のあまりをつめてきれいに正三角形になっていた。どうして正三角形ができたんだろう。拡げてみると、正三角形になるのは当然。これは正三角形の性質を見事に利用している。では、これを考えた人は数学を使ったんだろうか。正三角形の性質を知っているからといって、演繹法でこんな発想はできないだろう。これは実践知と理論知の違いかもしれない。いずれにしても、正三角形を理念化したからといって、こういう発想の買い物袋のたたみ方が出てくるということはない。実際に買い物袋を手にとっていろいろやってみないとダメなのだ。(実は、私もそれを見て、数学で解釈しただけなのだ。)