金属が冷たく感じるわけ

ずいぶん暖かくなってきたがまだ朝は寒い。
ストーブの薪も残りわずか。朝はストーブを焚く。
焚いているとストーブの表面は200度ぐらいになる。
薪を入れないとどんどん下がる。
どこまで下がるのか気になってしまった。

というのは、朝ストーブに触ると冷たいからだ。
気温よりももっと下がるのだろうかとふと考えた。
そこで熱伝導率とかいろいろ調べてみる。
熱は高い方から低い方へ伝わる。
だからストーブが高い時は周りの空気に熱を伝える。
まわりの空気と温度が同じになれば熱は伝わらなくなる。
なのにストーブを空気よりも冷たいと感じるのはなぜか

それも熱伝導率の結果だとわかった。
空気は5度ぐらいでも風が無ければ体の周りは暖かくなって5度だとは感じない。
ところが鋳鉄に触ると熱伝導率が高いので皮膚の温度をすぐに奪う。
だから冷たいと感じるのであって、まわりの空気と同じ温度なのだ。
といっても鉄の温度を計ったことがないので、冷たいと感じてしまう。

さらに、以前犬を飼っていた時に、夏の暑い日に金属の板(たぶんジュラルミン)を置くとそこに腹ばいになる。その金属を触ると確かに冷たいと感じるのだ。
気温と同じだったら、30度以上の金属も熱いと感じるはずなのに・・・
と思って、この金属の温度は周りの空気よりも低いはずだと思っていた。

考えてみれば30度でも体温の36度よりは低いので冷たいと感じるなとようやく納得した次第。(この勘違いを利用した製品だったんだ)

このことをchatGPTに何度も質問したら、「申し訳ありません、誤解を招くような説明をしてしまいました。」と答えて、この問い自体を理解してくれなかった。
人間の間違い(誤解)は感覚によるのだけれど、それは意外と様々な勘違いを生んでいるのかもしれない。
と同時にこの勘違いがいろいろなアイディアの元になっているのかもしれない。