秋の永代経のご案内

長善寺 秋の永代経法要のご案内

先日パソコンが動かなくなり慌てました。バックアップしていなかったからです。さあ困った。ネットにも繋がりません。普段パソコンやネットにどれほど依存していたのかもよくわかりました。さらに今まで作ってきた膨大なデータが消えてしまったことは、自分の大丈夫だという勝手な思い込みの愚かさを自覚すると同時に、諸行無常のことわりも思い知ることになりました。幸いに旧データの一部を復旧してもらうことができ新しいパソコンでこれを書いています。

今年も彼岸会を迎えます。これはお彼岸の日に太陽が真西を向くことから、西方浄土を求める法要として始まったものです。真宗では永代経といって、往かれた方たちを偲び、自らの生き方を振り返る法要として大切にしております。今年も半日の法要として準備を致しました。ご一緒にお勤めができれば幸いです。

私も古希を越えて人生をふりかえることが多くなりました。私の人生における様々な出遇いは小さな物語です。この小さな物語は私だけのものであり、私の人生そのものです。それを愛おしみながらこの物語がやがて終わりを迎えようとしていることも感じています。そして、この小さな物語は何だったのだろうかと考えてしまいます。その時、この小さな物語が大きな物語の一部であったことを感じます。私は世界から様々な影響を受けて変化し、また世界に働きかけて世界を少し変えてきました。そういったことをお話しできれば良いなと願っています。

※ 拙寺永代経を左記の如く行います。

亡き方の法名を長善寺にあります法名軸に記載し、長善寺が続く限り読経させていただくのが永代経法要であります。

  • 日時 令和四年 十月 一日(土)

 午後一時半より三時半まで

 お勤め 自坊にて、

正信偈念仏・和讃・回向・法話(人間の両重性について)