秋の永代経

当山秋の永代経のご案内です。
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秋の永代経のご案内    長善寺
 
今年は特に暑いと感じる夏でした。昔はこんなに暑くなかったといっても、私の昔はせいぜい五、六十年。つい自分のメモリで見てしまいますが、二六〇年前の産業革命以来世界の平均気温が一℃上がったという報告が年前に出ました。平均気温ですから大変なことです。そして、自然災害の規模も大きくなっています。
古代の人は自然の災害を神に祈ることで免れようとしました。自然を克服して都市ができると人々は自分の来世の幸せを祈りました。さらに時代が進んで現世の問題が大きくなると、経済や病気の克服を祈るようになってきました。そして、現代では心の問題が大きくなっています。今宗教に求められているのは、心の問題―具体的には生まれてきた意味がわからないこと・私とは何かなどだと感じます。
当山の永代経法要では、そういったことも取り上げ、生きがいや己が見えなくなっている問題をどう越えていったらいいのか考えたいと思っています。
それは先人の方たちが生きていった道を考えることであり、先に往かれた方たちとの出遇いを意味づけることだと思います。そして仏様との出遇を感じることであります。この出遇いを通じて同じ道を歩ませていただくことを、その道はお浄土に確実に至る道であることを、お浄土で相まみえることを共に慶びたいと思います。        称名
 
一、  日時 日(土)
    日中 十時  粗食ながら昼食を準備しています。
      逮夜 一時  お勤め 自坊にて
日中:正信偈念仏・和讃・法話死に方プロデユース」

逮夜:大無量寿経・和讃・法話「おかげさまと縁起」