資本論…「労働」人間だけが行うもの

今年もあと一日。

私は資本論は読んだことがない。
読もうという勇気もない。
しかし、何が書いてあるのかは興味がある。

そこで最近よく利用しているのがNHKの「100分de名著」。
これは難しい本をとてもやさしく解説していて、
原典を読む時間と能力のない私にとって強力な味方。

 だから、1月4日から始まるシリーズで、斎藤幸平氏が「資本論」を取り上げ、解説するというのはうれしいニュースだった。
今までは番組を見てからテキストを買っていたけど、今回は始まる前に(昨日)テキストを買った。 

さらに、ブルデューで、「ハマータウンの野郎ども」を読んでいて、私たちにとって労働とは何だろうかと疑問を持った。
労働といえばマルクス資本論は読めなくても少しは触れたいもの。
さっそく読んでいると、「コモン」と「アソシエーション」という言葉がキーワードとなっていることがわかる。
これらの言葉は以前聞いたような気がする。
すぐに忘れてしまうけど、大事なことは向こうからやってくるものだと思いながら読み進めた。

 

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 小見出しを紹介。

「商品に振りまわされる私たち」
「なぜ過労死はなくならないのか」
イノベーションが『クソどうでもいい仕事』を生む」
「コモンの再生」

初期マルクスについては読んだことがあるが、晩期マルクスのことは知らなかった。
いずれにしても放送が楽しみ。
併せて、『新人世の「資本論」』も読んでみようと思っている。