「集団免疫獲得説」

目の腫れはずいぶんおさまったが、今度は腕がかゆくなってきた。たぶんかぶれだけど、思いあたることは発症から6日前だ。ふつうは2・3日で発症するけど、加齢によって発症が遅れたと思うしかない。

全生研の基調を読んでいて、こんな文章と出会った。

ものごとに対する前向きさ、根拠のない自信を内面化していく

前後の文脈からは人が生きていくうえで獲得されるべき大事なことだと思うけど、それがなぜ獲得されるのか、どうして大事なのかは書いてない。
でも、ひかかってしまった。

例え根拠がなくても取り組むという経験は今まであるからだ。
たいていは忘れてしまったり、あきらめたりするけど、時々よみがえるという経験だ。
例えば、とても解けそうもない問題に取り組む
例えば、人生の体験はとても豊かで、体験を経験にしていくことから学ぶことは無限にあると思う

そう思えるから「根拠のない自信が出てくる」

さて、昨日TVで上久保靖彦氏が集団免疫のことを話していた。
それが衝撃的だったのは、マスクや三密は必要ないとか、日本に第二波は来ないという政治的な問題を含んでいるからだ。

ただし、TVの司会者の質問にはイライラした。
これは専門的な論文なので、その論文が正しいのかどうかは検証できるはずなのに、それを取り上げずに、その結論だけを聞こうとする態度にだ。

特にこの結論から政治的な問題が発生する場合は、その論文自体の正しさが前提になるはずなのに、それを考慮しないという態度には、マスコミに科学との向き合い方が定着していないのではと憂慮してしまう。

 ところで、論文そのものを読む力のない私はどうするかというと、
まず、その論文がどのように評価されているのか調べる。
特に、論文を検証している専門家の意見を見る。

例えば、この検証はきちんと批判的に検討してある。

上久保靖彦氏の集団免疫説を検証|臨床獣医師の立場から