ホイヘンスの原理と波動

ジオジェブラのワークシートを作り続けている。
3日前から「スネルの法則(光の屈折の法則)」のワークシートを作っていた。
 
 
光の屈折の法則をそのまま表現したが、なぜそうなるのかはわからない。
つまり、これは「カミの目」で、武谷三男のいう現象論的段階だなと思ったので、
「カメの目」のワークシートを作ろうと考えた。
 
確か、ホイヘンスの原理」があったよな、それを使えば「カメの目」になるのではないか。
というわけで、あまり見通しのないまま作り始めたら、
円の接線を描くだけで、自然と屈折現象が現れてくることに気がついた。
初めて「ホイヘンスの原理」がわかったといっても良い。
これが実体論的段階。
 
 
これはアニメーションにできるはずだと考えて円が拡大するようにしたら、屈折線がなくても屈折現象が現れてきた。
使っている原理は、水の中だと光の速度が遅くなるということだけである。
まさに「カメの目」
 
 
これが本質論的な段階なのだろう。
ここに、昔学んだ武谷理論が現れてきたのはなぜだろうか。
 
こうやって作っているといつも不思議に感じることがある。
それは、こうやって表されたものは、単なるイメージなのだろうか
それとも、実体や本質のあるのもなのだろうか
ということだ。
 
何もない所に一つの形あるモノとして現れてくるこのソフトは、一体何なのだろうか?
形あるものならそう考えないのかもしれないが、実体がないだけによりそれを感じる。
それは一つの情報のかたまりで、その情報が形と動きを示して現象している。
 
そもそも、形あるものも同じではないか。
情報のかたまりとして現象しているのではないか。
 
自ら縁起している現象としか思えない。
曇鸞さんはそれを「無生の生」「因縁無生」と言われたのではないか。