吉崎御坊お山からの景色

昨日は門徒総代会で「蓮如上人を訪ねる旅」。
写真は吉崎御坊から日本海を眺めたところ。
蓮如さんもここからの眺めを楽しまれたという。
城端の辺では雨が降っていたが、吉崎まで来たら晴天。
この時期の北陸にはめずらしいと言われた。
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長いバスの旅だったが、席を御一緒させていただいた方との御法義についての語らいが楽しいものだった。
帰ったのは8時だったが、途中の景色も気がつかないほどお話に夢中になってしまった。
 
病も重くなった御祖父さんを抱きかかえた時、「誰に抱かれているかわかるか?」と聞くと
「ご本願のお慈悲に抱かれとる」とお答えになったという。
 
年齢を重ねて「もう十分やでええな」と言われた人に、
「私らのようなものがお浄土に行けるのは有難いことなのに、もう十分ということがあるか」
と憤られたというお母さん。
 
若いときは寺にお参りをしたことも無かった兄さんが、戦死する直前に送ってきた手紙に、
「~寺で遊んだことが懐かしく思い出されます」と書いてあった。
その時お母さんは不安を感じたが、その後「軍神」として帰ってきた息子さんの遺骨を前にして
「神様ではない仏様や」と言われた。
 
ここにかき切れない様々なことを教えていただいた。
このご縁に深く感謝する。