はまぐりの数学の
籠目(カゴメ)編みとフラーレン・・・セパタクローからサッカーへ(2010.3)
オイラーの多面体定理の使い方・・・七角形の不思議 (2010.4)
を見た人からメールが来て、籠目編みではなく「鉄線編み」というのがあるけど、この編み方の数理を教えてほしいという依頼だった。
3軸織の位置合わせ | クラフトバンド・ラボ (labo.com)
この鉄線編みと籠目編みは何か関係がありそうだ。
直方体の入れ物も作っている。
その時ふと思ったのが、籠目編みの時、五角形と七角形の場合しか計算してなかったけど、四角形だって計算できるのではないかということだ。
そこで早速計算をしてみた。
オイラーの多面体定理を使う。
xが4角形の数、yが6角形の数とすると、
頂点の数 + 面の数 - 辺の数 =2 だから
(4x+6y)/3+(x+y)-(4x+6y)/2=2
これを計算するとx=6と出る。
四角形が6個で正多面体ができるというコトだ。
つまり頂点が6だから正八面体ができるということか。
本当にできるのか、早速試したくなった。
一日がかりで作り上げたのがこれ
紐は全部で12本。
計算したのがちゃんと合っているのか確かめたくなる。
それにしても今までなぜ気がつかなかったのだろう。
340、籠目編みで正八面体を作る・・・五角形を四角形にする (2024.6)