学びは「わからない」ことから出発する

中日新聞1月17日に出ていた岡崎勝さんの記事「子どもってワケわからん」が面白かった。

分からないから「わかりたい」「面白そうだ」と好奇心を持つ。
「そういう子どもの好奇心をどうやって見つけ、拾うのかが大切」
まさにその通り。
問題ができずに泣いている子にどう声をかけるか。
「一生懸命に頑張ったのに、どうして間違えちゃったんだろう?どこで間違っちゃったか一緒に探してみよう」これは子どもだったらうれしい。
「分からなかったこと、わからなかったところが分かるようになるから賢くなれるんだよ」これなんか勇気を与える言葉だ。

前に書いた「課題化」は授業の中で子どもたちが自分の課題をつくること。
で、「問題化」はあることに疑問を持ったり、なぜと考えたりしたことを自分の問題にすること。
例えば、誰かに質問する、調べる、相談する、考える・・・
自分自身の問題とするというのが上の例だと思う。

この頃、昔のことばかり思い出す。
学生時代に下宿で一緒に期末の勉強した大津君のこと。
テスト勉強ってこうやってやるのだと教えてもらった。

夜、教え子から電話があり2時間半も語り合った。
「何が分からないかが、分からない」のが人生。

著作権について:中日新聞Web