鷲見の古老の話を聞く

町民センターの日、鷲見の古老の昔話を聞いた。

さすが鷲見の古老。
話しているうちにドブロクの話になり、
税務署に見つかると一週間分の給料を罰金として取られた・・・
酒が高くて、酒で身上をしまってしまうとか・・・
すると、酒を買ってくると言われて、話の途中で飲み始め、最後は民謡で終わった。
何とも素敵な会であった。
話をしていただいた清水さんと川尻さんはお二人とも90を超えておられる。
いろいろな話があった。

鷲見の言葉は高鷲でもちょっと違っているという話になった。
例えば「おんみたち」(おみたち)という言葉は「御身達」。
お前たちと言うと柄が悪いけど、公家の言葉のようである。
「わりゃ」は「吾れは」(あんたは)。
平家の落人の伝説のある所だから、京言葉もさもありなんと思わせる。

そこで思い出したのが、「わせられる」
以前こんなことを書いていたけど、質問したら、
この意味は「(遠いところからわざわざ)おいでになった」という意味で使われるという。
長年の問題が一つ分かってしまった。

西洞村との山論の話で、鷲見上野(いわの)は一帯の松林であったとのこと。