ヴィゴツキーの「最近接領域」について

今日の寺子屋は3名の参加・
一人は初参加。
お経をやりたい?と聞いたら、やりたいというので、初めてお経をやった。
3人の学年が違うのだけど、質問が出ると黒板にみんなが集中して考える。
3年生の漢字の書き順などを5年生が考える。なかなかいい雰囲気だった。

さて、昨日の工作では小さい子たちへの手助けがかなり必要だった。
一人では無理で、図書館の方に手伝ってもらった。(これだって手助け)
穴に糸を通すことや爪楊枝に糸を結びつけることは、半数以上の子たちができなかった。

さてこれをどう考えたらいいか。
子どもたちは「できない」ととらえるのか。
手助けをすることは「できないから」ではなく「できるようにするため」ととらえるか
大きな違いがある。
「できる」と「できない」の「あわい」の領域がある。
FBで紹介したら、子どもだけでなく大人だって同じだという意見が出たので、
面白いと思って、それを図にしてみた。

ヴィゴツキーの場合、能力を個人のものととらえるのではなく、社会(大人・グループ・集団)のもの(自他の関係性から生まれる)ととらえている。
まったくその通りだと思う。