NHK+で100分deのブリデュー「文化資本が階級と格差を生む」を見た。
難しそうな理論も教育に関わらせて説明されるとよくわかる。
文化も資本である ・・・【文化的再生産論 】
↓ 文化資本の例 (社会資本や経済資本ではなく)
利益をもたらすから 美的性向(見る目) →それも環境(階層)がつくる
↓ ↓
↓ 資本と知識がベース
絵や音楽を鑑賞する時 ↓
「何が描かれているか」よりも「どう描かれているか」を注視
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学校的ハビトゥスが身についているか(文化資本が身についているか)
例えば、読み書きをすることそのものが中産階級のハビトゥス
つまり、親の躾のせいでも子どもの能力のせいでもない
学校はそもそも階層をなくすためにできた装置
ところが、学校は階層(社会的不平等)を再生産するようになってきている
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学校は子どもの文化資本に影響を受け → 種分け → 等級づけ → 階層の再生産
例えば東大生の6割の家庭が年収950万円以上
この文化的再生産論の例として「ハマータウンの野郎ども」を紹介していた。そういうことだったのかと改めて知った。
このことは、個人が頑張ったから成功した、頑張らなかったからドロップアウトした、という「自己責任論」ではないことを示している。
その人のせいではない、システム全体としてこうなっていることを示している。
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自己を正当化する私たちに対して、他者がいるということが見えるかどうか。