暖かかったので窓拭きをした。
大掃除である。
ブリュデユーを調べていて、彼が新しい統計法を志向していたことを知った。
ディスタンクシオン - Wikipedia
複数の独立変数の相関関係に頼るのではなく、「そのような相関関係の中に記録された効果に固有の力と形態の真の原理を構成する関係の完全なシステム」を見ることができるような枠組みを開発すること
つまり、複数の独立変数の相関関係=(回帰分析)でない方法を志向したということだと思った。
ところで、データに合う関数を見つけることをなぜ「回帰」と呼ぶのだろうか。
ゴルトンは、背の高い祖先の子孫の身長が必ずしも遺伝せず、平均値に戻っていく、すなわち「後退(=regression)」する傾向があることを発見した。これを「平均への回帰」という。ゴルトンはこの事象を分析するために「線形回帰(英: linear regression)」を発明した。ゴルトンにとって回帰はこの生物学的意味しか持っていなかったが、のちに統計学の基礎となり、「回帰(英: regression)」という用語も統計学へ受け継がれたのである。
平均に戻る(回帰する)のは統計的に当然であって、遺伝とは関係ない。
例えば、あるテストの点数の上位10名を選んで、別のテストをすると前よりも平均に近づく。
この研究から回帰分析といわれるようになったのだろう。
以前「回帰分析」のジオジェブラのアプリを作ったけど、その時は何も思わなかった。
とにかくブリュデユーは徹底的な調査とその分析を行って彼の理論を創り上げている。