サクランボ計算

サロンで話している時、私が数学の教師であったことを知って、80代の方が質問をされた。
 
それは、
「放課後の学童で勉強を教えるボランティアをしていて、小1の子に引き算を教えた時のコト。
13-7=?という問題。
まず10から7を引いて3。
3+3=6と教えたら、やり方が違うと言われた。
今は教え方が違うのか。」
 
どう違うのかと聞いたけど、あまりわからない。
たぶん7を5と2に分けるのだろうと予想したら、
スタッフの方で小1の孫がいて、「サクランボ計算」というのがあると言う。
サクランボの実のように二つに分けるからサクランボ計算。
質問をされた方は、「もう私は教えることができない」と言われる。
 そこで次の話をした。
 32、1と2では1の方が大きい!? 『西ドイツの小学校で』  (2000.10)

 この話の後に、教えようとするとどうしても押し付けになる。
内容もいろいろあって、一つではない。
だから、受け取る方も教える方も迷う。
でも、大事なのはその計算の仕方(内容)ではなく、どうやって考えるのかという考え方。
 
「どうやって引き算したらいいと思う?
3から7は引けない所が困っているんでしょう。
こういう時はモノでやってみようか。」
 
と、一緒に考えることが大事なのではないか。
モノを介してやってみると、減加法もサクランボも同じことだとわかってくる。
 
サロンの楽しさはこういう出会いにある。