ここには親鸞聖人の経典に対する註と西方指南抄が載っている。
税抜きで5500円。、
他の本を見ていたら、大峯顕師の本が沢山あった。
読みやすいのを、と思って池田晶子さんとの対談集を買った。
「君自身に還れ」という題。
これを二日間で一気に読んでしまった。
「真理であるならばそれは必ず現れるはずだと。」
「そうです。」
「そうですか。十年もすればわかるかもしれない。・・・
私はそのために人生があるんだと思っています。」
この本の池田さんのあとがきには2007年3月と書いてある。
池田さんはこの年の2月に亡くなっている。
引鶴の空蒼ければ湧く涙 大峯顕
大峯師も往生されたことを思うと、この本との出会いは僥倖だと感じる。
いろいろな言葉が響いてきた。
「自分はガンで死んだりはしない。生まれてきたから死ぬんだ。」
「死が我々に問うている問い」
「無常という言葉から、変わるものと変わらないものへの思索が始まる。」
「自分の心の中には自分のよく知らない自分がいるんじゃないか。」
「信心というのは自分が今いる世界を信じることができたという心境のことです。」
「ぼくは真理を信じますね。真理はどこかに現れてくる。
…人間の力で仏教なんか広まらないですよ。」
「仏とは枠の無い心」
・・・