「多様なストーリーが響きあう世の中をつくることが民主主義」

郡上・9条の会で西郷南海子さんの講演があった。

題は
「だれのこどももころさせない」

とても率直に聞くことができた。
フロアーからの意見で、
「西郷さんの話は率直に聞けたけど、それはどうしてなのかを考えている。
 若いママさんだからだろうか。」
という意見があった。

この意見に触発されて、なぜなのかを考えてみた。
私が思うに、西郷さんのストーリーに共感できたのではないかと思う。

この否定的な現状を見ると、つい無力感にとらわれてしまう。
でも、西郷さんの話はそういう無力感を、鼓舞によって追い払うのではなく、
春の雨のように心の中に勇気を育てる話だった。
 
提案の最後に「リスペクトの市民運動・選挙をつくろう」
と提案され、
・ 他の誰でもない、あなたの言葉だから、響く人がいる
・ 人が関心を持つのは「ストーリー」
・ なぜ、あなたはその問題に取り組みたいと思っているのか
  そのストーリーを掘り下げる中で、きっと共有できるものが出てくる
・ 多様なストーリーが響きあう世の中をつくることが民主主義
と語られた。

このストーリーという言葉は、以前「CO」を学んだ時にも教えてもらった。
自分の体験を、自分で感じて自分で考え、自分で取り組んできた。
そういう西郷さん自身の自然なストーリーだったから、
こちらも自然に共感できたのではないかと思う。