柔軟=迷う=懐疑

昨夜「古文書を読ままい会」の忘年会があった。

講師の佐藤先生のお話が心に残った。

「古文書を読むときにこれしかないという読み方ではなく、柔軟な読み方が大事です」

と言われた

そこで、
「私はこうではないか、ああではないか、これもある、あれもあると迷ってばかりです」
と話したら、

「若いころ、『ある思想』にかぶれて、
先輩に滔々と自説(その本に書かれていたこと)を述べたことがある。
すると、その先輩が、『私は懐疑的になっていまして』と同意しなかった。
私はその懐疑という言葉が心に強く残り、今でも思い出します。

と語られた。
これしかないという道がどれだけ多くの人々を不幸にしたか。
迷うこと、懐疑的なことはとても大事なことだと。


さて、たぶん今年最後の「はまぐりの数学」の更新記録
11月からジオジェブラを合体したサイトを作っている。
これも一つの表現だと思っている。
数学の表記はサイトでは難しいが、ジオジェブラにはLaTexが付いている。
これを使うととても簡単に数式を書くことができる。

242、連立方程式から行列へ ・・・形式の意味
                 ≪ジオジェブラ・ブック≫  行列の意味 (2016.12)