「集団的自衛権閣議決定」

ついに集団的自衛権閣議決定がなされてしまった。
政府が自ら憲法を踏みはずしてしまった。
公務員は憲法を順守する旨を宣言する。
政府の要職についている人はしないのだろうか。
 
安倍首相の説明は説明になっていなかった。
もちろん、前回の説明もごまかしだらけのわけのわからないものだったが、
今回は質問の応答もまったくかみ合っていなかった。
質問する方も関係ないことをしていた。
一部マスコミの論調が誤った方向へ導いているのを感じる。
 
多くの国民はこの閣議決定を認めていない。
だって、前回の選挙でそれを認めて投票したわけではない。
閣議決定憲法以上のものではない。
 
私が日本を誇れるのは、9条があるからだ。
そして9条のあるおかげで、アメリカの戦争に巻き込まれなかった。
集団的自衛権行使は、抑制力には決してならない。
抑制力になると考える発想がそもそも危険だ。
イラクアフガニスタンの現状を考えても、アメリカの罪は重い。
 
アメリカは尖閣で衝突が起こることを歓迎してはいない。
しかし、この閣議決定はますます、緊張を生み出すだろう。
これから起こるだろう様々な危機をますます危うくしてしまう危険性を心配する。
アメリカ軍と協調してはいけない。