「民主主義とは何か」宇野重規著

「民主主義とは何か」宇野重規著を読んでいる。

民主主義の歴史がわかりやすく書いてある。
そして、そこから見えてくる現代の民主主義の課題が大事だ。

簡単に図示してみる。

古代ギリシャの民主主義
    ⇩
 多数決の投票でソクラテスを死刑にする
    ⇩
 プラトンアリストテレスは否定的
    ⇩
国王による議会制の導入
    ⇩
 ルソーの社会契約論
    ⇩
アメリカの独立(合衆国の成立)
    ⇩
 トクヴィルのデモクラシー(コミュニティの自治と結社のトレーニング)
    ⇩
 ミルの代議制民主主義
    ⇩
ワイマール憲法ナチス
 (ビスマルクの遺産→無力な議会と政治教育を受けていない国民)
    ⇩(ウエーバー:行政権の重視・強力な大統領)
 フロム(権威への従属)
    ⇩
 シュンペーター有権者=政治家を選ぶ消費者)
    ⇩
 ダール(ポリアーキー:多元的民主主義)
  ポリアーキー・競争的寡頭体制・閉鎖的抑制体制・包括的抑制体制の二項図式
    ⇩
 アーレント全体主義の起源
  モッブ(階級・格差社会からこぼれ落ちていった人々)
  ヨーロッパの階級社会が取り残され見捨てられた人々を生み出した
    ⇩
 ロールズ(正義論)
    ⇩
日本の民主主義
    ⇩
民主主義の未来

さて、民主主義とは何か。