古代インド語がお盆の語源

お盆もあっという間に終わってしまった。
少し古いが、無縁仏の供養の時の写真。
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お盆は盂蘭盆会の略で、さらに、サンスクリット語の「ウランバナ」の音写語で、「ウド、ランブ」(ud-lamb)の意味があると言われ、これは倒懸(さかさにかかる)という意味である。(目連さんの話)
何気なしに使っている言葉が古代のインドから伝わってきた言葉であるというのも不思議な気がする。
 
南無も古代のサンスクリット語ナーモ・ナマスから来ている。意味は敬意を示します、敬礼します、礼拝します。さらに帰命するという意味になる。
ナマステは現代インドにおける日常の挨拶言葉であり、貴方に感謝あるいは貴方を尊敬しますという意味である。
 
お経は、サンスクリット語パーリ語三蔵法師などが漢語に訳して、さらにそれを日本の音で読んだのだから極めてグローバルなのだ。
 
仏壇の仏像も、マケドニアアレキサンダー大王の東征によって、ガンダーラなどに残ったギリシャ系の人々がギリシャ彫刻を仏像に応用したものだ。それがシルクロードを通じ、中国から朝鮮を経て日本に伝わってきた。うちの仏壇の仏様ははるばるギリシャからここまで来られたのかと思うとそのそのご労苦に対して頭が下がる。