郡上手をつなぐ育成会

昨夜は、郡上手をつなぐ育成会の理事会があり、理事として参加した。
 
この会は、障がいのある人の保護者や施設や学校などの関係者で構成されている
その活動は、障がいのある人もない人も互いに支えあいながら、共に行き生きと暮らしていくことができる地域づくりである
正会員と賛助会員含めると400名以上の会員である。
 
理事会では、役員改選について新たな問題が浮き彫りになってきた。
「新たな」と書いたが、昔からあったのだが、特に最近は…という意味と、それがはっきりとした形で、話題に上ったという意味である。
 
長年、事務局を務め誰かに代わって欲しい・・・だけど、やってもらえる人がいない。
という言葉に、
ある保護者の方が、
『いろいろな行事に参加される保護者の方は、「やってもらえてありがたい」とか「面白そうやで参加してみよう」とか思っていて、自分たちも参加している会で、それを開催するために、どれだけ手間や暇をかけているのかわかっていない。みんな受け身で、消費者として参加しているだけだ。だから、まず、当事者として参加してもらうように理事会も努力をするべきだ。』
という意見を出された。
すると、それに対して皆さんからいろいろな課題やアイディアが出てきて、気がつくと、時間が経ってしまっていた。
 
それをまとめると、
「参加している親さんたちに、ではお願いしますといっても、今まで楽をしてきたので、今更できないと思うだろう。でも、話や悩みは聞いてほしいとも思っている。
そういう人たちにこういう場に参加して頑張ろうという気になってもらうには、まず、会の活動の成果や、今まで作り上げてきたものを宣伝する必要がある。そして、その時にイベントと同時に、「~をやってくださいませんか」という呼びかけをして、みんなでつくりあげているという方向を志向する。」
 
消費者になってしまっている人たちに、生産者になってもらおうということなのだ。
でも、それは急には難しい。でも生産者になるには、さまざまなイベントの手伝いから始まる。でも、それは当事者意識を生み出し、イベントをもっと良くしたいと感じるようになったときに、今度は企画にも参加していただく。
もちろんイベントも参加してよかったといえるようにますます工夫をする。そのためには参加者の意見もどんどんとり入れていかなければならない。
 
こんな夢を話し合った。では、何から始めようということになり、来年度の「ふれあいキャンプ」で保護者の学習会をもっと意味のあるものにするためにどうしたらいいのかというアイディアがいろいろ出てきた。
 
受け身的な参加から積極的な参加へ!
お客様から主催者へ!
見ているだけから参加者になる!
参加者から当事者になる!
 
そういう会にするために来年楽しく頑張ろうと閉会した。
 
これは、障がいのある人もない人も互いに支えあいながら、共に行き生きと暮らしていくことができる育成会づくりであり、そして、イベントや行事や研修会をそのようにしていくことが地域づくりなのだ。