子どもの転換点(変容)について

子どもの転換点(変容)について
 教育実践をしていて、ここで子どもが変わったというところがある。
 もちろん、それは子どもが心を入れ替えたというようなものではない。
 子どもやクラスが変わったとしか言いようのないときである。
 では、
(1)それはどんなことか?
(2)どういうときに起こるのか?
 
(1)について
  ①他者が人の自己形成に組み込まれること。
   それは、自分を受けとめ自分を認めてくれる他なる主体と出会うことで
   自分が人格的に自立していくこと
 
  ②その他者は、人だけとは言えない。自己の存在そのものを気づかせてくれる
   存在的なヒントを提供してくれるもの
 
  ③自分を支える不可欠の相手を見つけること
  
  ④一人だった子が周りに関わろうとすること
 
  ⑤共同で何かを生み出そうとすること
 
(2)について
 
  ①自分のことを真剣に考えてくれる大人がいるとき
 
  ②自分が周り(誰か)から受け入れられていると感じるとき
 
  ③取り組む(学ぶ)に値するものに出会ったとき
 
  ④どうにもならなくなったとき
 
  ⑤集団や他者を意味ある他者として認識したとき
 
今までの経験からこのようなことが、「子どもが変わるということ」で、
(2)のようなときに、変わるのだと感じている。
もっとまとめた方がいいのかもしれない。
そして、それを具体例で確かめなければならない。