鷲見氏への天文年間の手紙

前に出した「鷲見氏・鷲見郷一覧」は常に編集し直している。
間違いだけでなく新しくわかったことも書き込んでいる。
原文の文字よりも書き込んだ文字の方が多いページもあるくらい。

そして、訂正版はサイトの方に新しくアップして常に更新している。
これがサイトの良い所。
できるだけ完全なものを本にすると願っているけど、
そもそも本にしたものは常に更新されるものだ。
だから、同時にサイトに掲載して訂正版を載せている。
 ⇨ 【高鷲古文書を読ままい会 (hamaguri.sakura.ne.jp)

さて、今回は十日前に紹介した「斎藤道三からの手紙」の修正版を編集した。

(十一)「天文年間の手紙」(鷲見尚武氏所蔵)

これを編集していると美濃の土岐家の動向がわかってくる。
それにしても彼らのネットワークやそれをつなぐ人たちの往来と手紙がかなり多かったことに驚いている。
「小野吉田」については以前どこかの本で読んだ覚えがあるのだけど、
その本を探していても見つからない。
そのうちどこからか出てくるだろうと思っている。

江戸時代の人々のくらしも、私たちが想像をするよりもレベルが高い。
裁判記録を読み解いているけど、現代の私達よりも進んでいる所がある。
何年もかけて示談をしてそれを書類にして後の子孫にまで伝えようとしている。
これについてはまた書こうと思っている。