「地域プラットフォーム」をつくること

昨日は「知識が減っている」ということを書いたがその主体は何かと指摘を受けた。
これは「私(たち)の知識が減っている」ということだ。
グーグルの検索網には大量の情報が入っているけど、私たちはそれを「知識」と勘違いしているだけ。自分自身の知識としては身についていない。

さて、グーグルなどのプラットフォームのこと。
手軽に始められる町の「部活動」によって人の多様なつながりを作り出す「地域プラットフォーム」という取り組みがある。こういう取り組みを自在に組織できるプラットフォームがあったらいいなと前から思っていた。

プラットフォームというのは
「思いのある人なら誰でも仲間を集めたり、プロジェクトを始めたりしやすくする共通の基盤」のこと。

今までもMLやLineやブログやFBなどいろいろ試みてきた。
でも、これというものができなかった。
その理由を一昨日オードリー・タンさんに教えてもらった。

どうも私は「地域フラットフォーム」というシステムを先につくろうとしていたことが間違っていたようだ。
タンさんの話によると、システムよりも様々な人の意見を傾聴することから始まる。
そして彼女は単純にFBを用いて広げているようだ。
それを例によって図にしてみる。

現実に起きる様々な問題を解くために・・・多重視点のエンパシー
  ↓             ↓
課題を持ち知を増やす  どこに問題があるか・何が問題なのか見つける
  ↓             ↓
何とかしたい       多重視点で傾聴する → 対話
役に立ちたい         ↓
面白そう       ↙ 多様な意見を聞く → 実際に体験
  ↓             ↓
世界にある知識を学び    多様な意見を多重視点に変える
使えるものはないか探す      ↓
  ↓            空間を設計する(自分の中に取り込む)
「知識」と「問い」      同情(シンパシー)ではなく同理(エンパシー)
(その知はどう働くのか) ↖   ↓
  ↓            知識が自然に増える 自分の価値が修復される
「説得」と「納得」     すべての声が「智慧
  ↓          ↖    ↓
相手へのラベル張り ←→  多様な見解や複数の視点を求めているから   
  ↓            ゼロサムにはならない (やる気が出る)
修復される            ↓
  ↘ 《問いかけ》 ← 集合知・何かが生まれる             
       否定ではなく「~したらどうだろう」
       「もっといい方法はないでしょうか?」
       「こうするのはどうでしょうか?」