政治参加の方法

 フレイル予防教室の最終日(私の担当の)。参加者が「車の免許を返した」と言われた。そこから「器としての一形(身体)」の話になった。皆さんと別れを惜しんだ。母に歩岐島分校で習った(80代)という方がいてびっくり。

 コロナ問題への対応のまずさによって政権の支持率が30%切りました。ところが一方の野党の支持率も一けた台しかありません。それは、国民が政治に背を向けている・政治が信頼を失った状況だといえます。この信頼を失った政治状況は深刻な問題です。・・・(A)

 このままでは肝心のコロナの対策もできません。「でも、私たちができることは、周りを批判するぐらいしかない」と感じてしまいます。それは政権の批判によって政治に参加しているとも考えれます。一方(A)のような問題もあります。そこで「政治に参加する」ということはどういうことだろうかと改めて考えてみました。
 たまたま放送大学の「現代日本の政治」を見ていたら、「政治参加の方法」についてまとめてありました。とても分かりやすかったので紹介します。

まず、なぜ参加するのが難しいのかを自覚する必要があります。

●「政治の難しさ」について
(1)党派性の障壁 →利害・意見の違い →対立 →だからこそ議論できる
(2)政治における目的や結果のあいまいさ →いつでも世の中には問題が起きる →対策を立てる →解決策 →信頼しても結果によっては失望が起きる場合がある
(3)政治(民主制)における試行錯誤 →民主主義は失敗をすることを前提にしている →失敗を受け入れて次の対策を立てる(これができていないのかも)
(4)他者との共存の必要性と居心地の悪さ →意見が違う人がいる →気に食わないけど共存する能力が必要

次に
●「政治参加の方法」について
(1)選挙における投票 →買い物をするように投票するのではダメ!
(2)政治や政策についての議論や会話 →これによって情報を得たり、多様な意見に触れることができ、賢い選択ができる。
(3)集団への参加や集団形成(アソシエーション) →地域の問題・住民運動・ネットでグループを作るなど。とにかく声を上げなければ始まらない。
(4)政党を通じての政治参加 →実はどの政党も組織化に苦労している。意見を言ってくれる人は党員にならなくても大事な人。
(5)政治家になる →地方議会の議員、秘書、選挙のお手伝い →世の中がうまくいかない理由がわかる。
(6)政治を通じての自己実現(私たちの) →主権者として何ができるか、世のため人のために →政治の仕組み・政策を変える →世の中を少しでも変える →世の中に影響を与えるのは喜び。

そこで
●具体的な「提言
(1)政治家を目指す若者に選挙のアルバイトを募集する(政治を学ぶ近道)
(2)ネットグループで政治や政策についての議論や提言をするトレーニングをする
(3)党派性を前面に出さない
(4)まずはいろいろな人と政治や政策について質問をする
(5)投票で終わらないようにする→つながり・学び・身近な問題で持続するようにする
(6)
(7)

 いろいろ考えられます。

 

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器としての私の例