映画「あしがらさん」

正午の平和の鐘はいつも一人でついていたけど、元檀家総代の方がみえていて一緒に撞いた。初めてのこと。鐘引きの写真のことで盛り上がった。

友人からこの映画を紹介された。

「映画監督の飯田基晴さんが、映画「あしがらさん」を無料公開しています。
 8月31日までです。」

 見るのに1時間10分かかる。
最初の部分を見ているととてもつらい。
最後まで見ると、ケアのありかた、人間の尊厳が見えてくる。

 
飯田さんがなぜこれを公開したのかわかると思う。

カントが、人間の存在は「動物性(身体性)」「人間性(精神性)」「人格性(魂)」という3つの次元に区別できると言ったという。
その人格性(魂)の次元の顕現。

身体性や精神性はよく見えるけど、人格性(魂)は見ることが難しい。
だけど最も大切なものだ。

そして摂取不捨の顕現でもある。
どんなことがあってもお前を捨てない。お前がお前自身を捨てても、私はお前を捨てない」という仏様の誓いなのだ。

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