ビデオの使い方

放送大学の番組をビデオに撮って早送りで見ている。

たぶん1.7倍ぐらいになっていると思うけど、トリセツを見ても書いてない。
どれくらいまで聞けるのかメーカーは実験をしたと思うけど、そのことを書いてあるととても面白いと思う。
この速さで聞いても十分理解できる。
でも、分からないことがあると、少し巻き戻して何度も聞き直す。
何回も聞いているうちにだんだん理解してくる。

「読書百遍意自ずから通ず」である。

わからないところというのは、あれ?と気になるところ。
そこが面白いところなのだ。
理解できても何度も聞く。
するとだんだん身体にしみこんでくる。
つまり、理解しても身体にしみこまない限り使えないのだ。

それにしてもトリセツは理解できない。
こちらの理解力が無いからなのか、理解できないように書いてあるのか。
トリセツを書くことは、そもそもの設計構想によるのだから、設計した人が書くべきなのだけど、これがとても難しい作業だということはわかる。
設計した人は機械の方、使う方は人間の方でまったく視点が異なる。
ヒューマンエラーもある。
これをどうつなげて説明するのかはとても大事なことなのだけど、それを考慮したトリセツに出会ったことは少ない。

そこで、大抵こうだろうと予想しながら実際に動かしてみる。
すると、わからないところが見えてくる。
そこではじめまてトリセツを見る。
つまり辞書のように使うのだ。

ふと思う。
小説を読むような面白いトリセツは書けないものだろうか。