第7回「子育て・教育のつどい」

来年の一月に「つどい」が開かれるが、実行委員会はもう7回も持たれた。
いつも新鮮な話が聞けるが、その中で議論になったことを一つ。
 
この「豊かな」日本の中で(子どもたち・親たちは)ますます貧しくなっている。
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ではこういう生活の中で、生き生きとした生活を子どもたちに与えることができるか
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でも、現状はとても厳しい。
様々なトラブルや問題が起きている。
それをどう乗り越えたら良いのか。

図式化すると以上のようになるが、ここで問題になったのは「声を出すことができない」ということ。
お母さんや子どもたちが自分の声を出すことができないという現状がある。
それはどうしたら良いのかということだった。

「たとえ自己中心的な意見であっても、とにかく声を出すことが大事だ」
「いや、そういう声は出るけど、そこから少数者の声に耳を傾けたり、共同の意見が出ない」
「嬉しかったこと嫌だったことあると子どもに聞いたら出ない。そこから私自身の声を聞いてもらった・・・」
・・・
いろいろな意見が出て面白かった。

ここで感じたことを一つ。
それは、『「欠如モデル」の見方・考え方から、「対話」へ』ということ
「欠如モデル」とは、
「正しい知識をわかってもらえば、不安や反対は自ずからなくなる」
という「専門家」の考え方。
それに対して「対話」とは「どのような世界に生きたいか
という誰でも自分の言葉で語れ・考えることができるようになる問題であること。
「専門家」とは「科学者」「教師」「政治家」等のこと。
私たちの周りにあるトラブル・問題は私たちが「こういう世界に生きたい」と願う所から生まれてきます。
それは最初は感覚的な疑問や問題や意見として発せられるものだと思います。