郡上・九条の会の集会「戦争体験」

3月の集会は、羽生清さんの「少年兵として見た戦争」

 
羽生さんは88歳だから、14歳の時に陸軍少年戦車兵学校に入学した。
その時の体験やら、戦後の様々な体験を通して語られる話に聞き入った。
 
直接の体験もあったが、聞いた話がとても面白く、こういう体験談も大事だと感じた次第。
講演の後に、参加者から感想や意見を語ってもらった。
それを板書しながら気がついたことがある。
 
80代以上の戦争体験者が少なくなっていくけど、
70代や60代にもちゃんと戦争体験があるということだ。
 
〇父が戦死し、母と自分にそれぞれ残した遺言。
 心を打つものだった。
 
〇戦争のことをほとんど語らなかった父。
 よほどのトラウマがあったのだと思う。
 
〇仏壇の中にあった死亡通知書のこと。
 
様々な体験が述べられ、そういう体験を語っていくことでつないで行けることが確認できた。
そして、同様に若い人たちにも、やはりそういう体験があるのではないだろうか。
 
久しぶりに板書をしながら気がついたことがもう一つある。
板書は意識(の場所)に似ている。
だから板書は、記憶の場であり、
それまでの記録であると同時にそれまでの話し合いのマップでもあるということだ。
 
だから板書の文字が意味を与えたり、意識を変えることもある。
 
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板書の写真
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