喫茶店プチ法話会

昨日はプチ法話
暑い中、10名ほどの参加
クーラーが聞いた中でやるので楽だった
テーマは「妙好人の生き方」
 
妙好人の生き方を無我を突き詰めたものとして取り上げた。
だた、これは戦前には滅私奉公に利用されて経緯がある。
封建的で主体的でないという面があるのだ。
 
それをどう統合するのかが今回のテーマ
それは方便論的個人主義
それは、煩悩のとらえ方と自我をどうとらえるのかという面を含む
 
しかし、まだはっきりとした結論は出ていない
だから問題だけを記しておく
 
本来無我が本当だろう
しかし、それは全体主義になったり、滅私奉公になったりする
無我は自他の区別は幻想であり、自我があるということも幻想であると示している
しかし、この体験は私がしたものであり、私の上で現象している
それは極めて個人的な体験なのだ
個人的な体験でありながら、大きな流れの中にあることを感じることができる
それは個人主義全体主義の対立なのかもしれない
世界と個との対立なのかもしれない
 
「わが名をよびて
わが名をよびてたまはれ
いとけなき日のよび名もて わが名をよびてたまはれ
あはれいまひとたび わがいとけなき日の名をよびてたまはれ
かぜのふく日のとほくより わが名よびてたまはれ
庭のかたへに茶の花のさきのこる日の
ちらちらと雪のふる日のとほくより わが名よびてたまはれ
よびてたまはれ
わが名をよびてたまはれ」 三好達治