浄土に往生するということ…二河白道

二河白道の絵です。ただし、逆になっています。
逆に見るということはどういうことかを考えてみてください。
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それは、
現生正定聚=(現世で浄土に往生する)のイメージです。
二河白道を逆に見ると、浄土がこちら側に来ます。
 
今まで、東岸でうろうろしていたものが、白道を目指して渡り始めました。
浄土を意識し始めたということです。
すると、大きな逆転が起こります。
 
今まで向こう岸だったものが、こちらになるのです。
阿弥陀仏の視点で私たちの世界を見ることになるのです。
今まではるかかなたに浄土を見ていたものが、
その浄土から現実を見るようになるのです。
 
それが念仏の生活ではないかと思います。