今、坂口恭平さんの「独立国家のつくりかた」を読んでいる。
これがまた面白い。
この本のまえがきに、
坂口さんの子どものころからの質問というのが載っている。
1、なぜ人間だけがお金がないと生きのびることができないのか。そして、それは本当なのか。
2、毎月家賃を払っているが、なぜ大地にではなく、大家さんに払うのか。
3、車のバッテリーでほとんどの電化製品が動くのに、なぜ原発をつくるまで大量な電気が必要なのか。
4、土地基本法には投機目的で土地を取引するなと書いてあるのに、なぜ不動産屋は摘発されないのか。
6、庭にビワやミカンの木があるのに、なぜ人間はお金がないと死ぬと勝手に思いこんでいるのか。
7、日本国が生存権を守っているとしたら路上生活者がゼロのはずだが、なぜこんなにも野宿者が多く、さらには小さな小屋を建てる権利さえ剥奪されているのか。
8、二〇〇八年時点で日本の空き家率は13.1%、野村総合研究所の予測では二〇四〇年にはそれが43%に達するというのに、なぜ今も家が次々と建てられているのか。
子どもたちにこう質問されたら、どう答えるのだろうか。
その答えを考えてみるだけでも楽しい。
憲法は、「自殺者をゼロにするために全力を尽くす。」
そのために創造的な行動を起こす。
彼のような独立国家は、誰でも作ることができる。
いや作るべきなのだ。
それは創造であり、芸術であり、政治である。
私も作るつもり。
大臣も任命したいと思っている。
ちなみに、彼はインターネットにもツイッターやサイトを書いている。
一度見てほしい。
0円で家をつくることから、領土を拡張することまでが紹介してある。
「創造とは疑問を問いにすること」そういう生活が新国家設立なのだ。