明日死ぬと思って生きよ

突然の死

それは暴力に等しい
 
「明日死ぬと思って生きよ。永遠に生きると思って学べ」
 
このガンジーの言葉はとても心に残る
後の方の言葉は、何とか行動で示せる
でも、明日死ぬと思って生きるってどういう事だろうか
 
この別れで最後
そう思って別れを大事にする
でも、その時、それは自分が死ぬことではない
 
実は寝る事と死ぬことはよく似ている
でも、寝る時に目が覚めないかもしれないと思って寝ることはない
 
私はやっぱり「明日は死なない」と思って生きている
明日死ぬと思って生きることができない
 
身近な人の死に出会うと、その時は死をかすかに感じる
でも、直ぐに忘れていまう
それが凡夫の有様だ
 
「なぜなら死を忘れていることは、生の重要な条件だからだ。
忘れなければ絶対的な姿で個を襲う<死>という暴力をこらえることはできない。
それでも<生>の<はかなさ>と<死>の絶対的なすがたを、
自覚的に強調するとすれば、人々に<死>を超える信仰を勧進しているからである」