「DNAが伝える美濃人と飛騨人の先祖と歴史との関わり」

表題の講演会に参加するため各務原へ行ってきた。

ミトコンドリアDNAやY染色体を使った遺伝学的な研究については
少しは知っていたが、こうやって具体的な話を聞くとイメージが身につく。
講師は高山の住斉先生。
やはり論文を読むのと、直接ご本人から聞くのとでは全く違うと感じる。

そこで、次から次へと疑問が湧いてくる。
私の場合は妄想の方が多いけど。

今回の結論は、ミトコンドリアDNAで飛騨の女性の系統は、
縄文系:弥生系=73:27
y染色体で飛騨の男性の系統を調べると、
縄文系:弥生系=41:59

この違いを考察したもので、とても刺激的だった。
疑問というのは、
〇縄文系と弥生系をどのように分類したのか
〇それはDNAの何によって分けたのか
〇弥生系が27%ということは弥生系の女性はどこから来たのか
〇「一夫多妻世代連鎖」というのは、仮説として面白いけど
 統計的な法則として表現できるのか
〇この比率は、全体としては44:56ということだがそれは不自然ではないか
 ・ ・ ・
と次から次へと湧いてくるから妄想。

比率が出てきたから、確率や統計を使って何か法則が見つかるかもしれない。

イメージ 1

飛騨における母系比率と男系比率の違いについて、
インディオポリネシアの例を挙げられていたが、
これはネアンデルタール人と現生人類にも言えるかもしれない。