「両軍将士諸精霊」

 同窓会があり、初めて奥三河に行った。
あいにくの雨だったが、その分人出も少なく、鳳来寺山の紅葉を愉しむことができた。
それよりも、一年ぶりの友人と会って話すことの楽しさは格別だった。
用事があったので朝早く分かれたのが心残り。
まだ腹いっぱい話していなかった。
 
帰ってきてからTVを見たら、フランスのテロ事件ばかりだった。
悲しい事件だが、テロとは何か、戦争とは何かを示してくれている。
無人戦闘機で誤爆によって殺されている人たちにとっても、空爆はテロである。
 
4日前には「テロリズムの子どもたち」が子どもから大人になることだと言ったが、
大人になることが如何に難しい世の中であることか。
でも、無力であることを誇りたい気がしてくるのは決して負け惜しみではない。
 
イメージ 1
 
途中で長篠城跡を見つけ寄ってきた。
小さな砦であったが、川に囲まれている。
鳥居強右衛門のエピソードで有名な所だが、この写真の碑を見つけた。
「両軍将士諸精霊」を供養することが、私たちができる唯一のことなのだ。
でも、それは最も大きなことだと思う。