私は辛いことがあると数学に逃げる癖がある。
今回はサッカーボール。
ワールドカップを見ていて、ボールが気になった。
2002年の日韓共同開催の時は、サッカーゴールの網目について考察した。
ボールの名前はブラズーカというらしい。
今までのイメージからすると、サッカーボールは、
いわゆる正二十面体の頂点を五角形に切った切頂二十面体に決められていると思っていた。
ところが、今回のボールは、意外なことに正六面体(立方体)である。
ブラズーカの写真
どういう展開図になっているのか調べてみた。
ブラズーカの説明
どうやら切頂20面体とは異なるようである。
では、どういう形か。
これは作ってみなければと思い、紙を十字に6枚切って、組み立ててみた。
それがこれ。3パーツが合わさっているところが8個所ある。
十字形が6枚だから、正六面体(立方体)になる。
これは意外だった。
確かに縫い目を少なくするには、面の数が少ない方が良い。
20面体や12面体は面が多すぎる。
でも、立方体は球とは言えない。
それで、曲面を縫い合わせることで球に近づけたのだろう。
この発想で行くと、ついには正四面体のサッカーボールになる。
最も、野球の硬式ボールは2面からできていているが、よく見ると正8面体である。
これが究極の展開図かもしれない。