動物の体を相似形にするメカニズムを発見
-「大きなカエルも小さなカエルも同じ形になる」という長年の謎を解明-
ブログには、「↑こういうようにコピーされるのか」と感心している。
さて、このサイトは、次のアドレス。
「脊椎動物の複雑な組織は、シュペーマンオーガナイザーから分泌される「コーディン」などの指令因子の濃度勾配で決まります。濃度が高いところでは脳など背側の組織が、濃度が低いところでは造血組織など腹側の組織が形成されます。」
つまり、物質の濃度が濃いか薄いかによって何ができるか決まるということ。
ただし、その濃度をコントロールするシステムがあって、濃度よりもその濃度の勾配によって決められるらしい。
なぜこのニュースに注目したのかというと、
この濃度勾配が組織を決定するということは、動物だけでなく植物も同じだということを教えてもらったからだ。
植物の場合はオーキシンという物質が組織を決定している。
そのことは「141、植物が黄金角になる理由 ・・・植物ホルモンと黄金比 ついに解けた! (2012.8)」
に書いた。
濃度勾配が重要な要素で、そうすると必然的に黄金比が出てくる場合が多くなる。
生物は濃度勾配という単純な化学的な性質まで利用して組織を作り上げている。
ということが確かめられたということで、記しておく。