その中で心に残ったもの(面白いと思ったもの)を記録する。
人類の歴史での疫病とその影響のついての考察(大山泰弘先生より)
ペストは都市化、梅毒は大航海時代のアメリカから、コレラは帝国主義時代のインドから、そして結核は産業革命。
ソンタグの「隠喩としての病い」より
たとえば私達がよく知っているいわゆる「サナトリウム小説」。サナトリウムとは、空気の綺麗な高原などに作られた結核療養所をさすことが多いが、そこで繰り広げられる男女の儚くも美しい恋愛物語……。この物語が可能なのは、ロマン主義者たちが結核という病にある隠喩を与えたからだ。つまり「つまり、下卑た肉体を解体し、人格を霊化し、意識を拡げる結核による死を利用したのである。結核をめぐる空想を通して死を美化することができた。」
癌の場合は「癌と戦う」「~に巣くう癌だ」、ペストは神の罰、梅毒は自業自得というメタファー。
これも先日やっと回線が光化されてBSが見えるようになった成果。
母が野球が見えると喜んでいた。