病・感染症と社会文化への影響

放送大学新型コロナウイルスについての対策をやっていた。

その中で心に残ったもの(面白いと思ったもの)を記録する。

人類の歴史での疫病とその影響のついての考察(大山泰弘先生より)

ペストは都市化、梅毒は大航海時代アメリカから、コレラ帝国主義時代のインドから、そして結核産業革命

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 ソンタグの「隠喩としての病い」より

たとえば私達がよく知っているいわゆる「サナトリウム小説」。サナトリウムとは、空気の綺麗な高原などに作られた結核療養所をさすことが多いが、そこで繰り広げられる男女の儚くも美しい恋愛物語……。この物語が可能なのは、ロマン主義者たちが結核という病にある隠喩を与えたからだ。つまり「つまり、下卑た肉体を解体し、人格を霊化し、意識を拡げる結核による死を利用したのである。結核をめぐる空想を通して死を美化することができた。」

癌の場合は「癌と戦う」「~に巣くう癌だ」、ペストは神の罰、梅毒は自業自得というメタファー。 

 

これも先日やっと回線が光化されてBSが見えるようになった成果。
母が野球が見えると喜んでいた。

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