世界仮構

本箱を整頓していたら、永六輔さんの「大往生」が出てきた。
もう、21年前になる。

読んでいて懐かしいと感じるのは何故だろう
改めて、葬儀の時の自分の法名は「釋文隆」
それだけにしてくれと、つれあいに伝えた。

今日は体調が良くなかったので、寝転がっていろいろな本を読んでいた。
特に面白かったのが、
環境世界と自己の系譜」大井玄さんの本
ここの所のテーマ「死後の記憶」や「死後の世界」や「阿頼耶識」などを
明確に整理してある。

私たちは「世界を仮構している」
そして、「自己中心性も仮構である」
ということが様々な知見をもとにして論証されている。

「アトム的自己」と「つながりの自己」の対比が面白い。

唯識脳科学が見事に統一されていることに気がつく。
実におもしろい。