生国

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2月になってもこれだけ雪が降るのは、やはり大雪といってもいいだろう。
思い出すのは56豪雪だが、今年の雪も結構多い。
一度に降らないだけだ。
 
今日は高山に行く。
その前に、私の検査がある。
雪が心配だ。
 
昨日TV「38億年いのちの中へ」を見ていたら、
「生国」という言葉が出てきた。
どこの国でもない、生国だ。
江戸時代のお国は、律令制の国だった。
美濃の国である。
美濃の国と飛騨の国が岐阜である。
 
その生国は環境とそのに住んでいる人々の性質を言い表す。
中村桂子さんは水俣の人が「ここは生国だから」と使っていたと語る。
 
生国という言葉は、狭いようで逆に広い。
そのに住む、全体を見ている言葉だ。
生き物を見ても、そこに住んでいるものだけではない。
その生命の歴史、何億年という時間も入っている。
もちろん一人一人の生活の全ても。
 
全体性の中から見ることは大事だけれど難しいことだ。