サークル「ぼちぼち」

昨夜、関で教師のサークルがあった。
参加された先生方はみんな年末の成績や懇談で忙しいと言いながらも、
今までの実践を語ってくれた。
行くのに1時間以上かけたが、言って良かったというのが正直な感想。
 
素晴らしい音楽の授業を見せてもらった。
感心した点を箇条書きに書くと、
 
(1)授業の記録をすべてビデオにとり、それをパソコンに落として見て分析している。
  子どもたちもビデオを気にしなくなっている。
  音楽は書くことではどうしても記録できないことがある。
(2)音楽を通して、子どもたちが自分の内面を表現し、その感想を子ども相互が語り、また新しい表現を創り出していくという素敵な授業だった。
(3)音楽を通して子どもたちの交流がよく見えた。
(4)一つの琴で二人生徒が、協力しながら、テーマを決めて曲を創る過程を見せてもらい、よくわかった。男の子たちが琴を弾きながら曲作りに夢中になっている姿に感動。
(5)合唱ではない音楽の本当に根源的な音楽の授業を始めてみた。
(6)「教育とはたえざる経験の再構成である」というデューイの言葉を再現するような子どもたちの変化(成長)が見えた。
(7) その時、子どもたちには、ある転換点がある。
・一緒に生み出しつつある音楽をもっとよくしたいという気持ちが生まれる。
・今までできなかった対話が生まれる。
・差別的な表現がなくなる。
・周りに合わせようとする自制心が生まれる。
(8)いずれにしても、教師にとって教科の力量と学習が必要。
(9)授業と合唱活動を区別する。合唱は合唱で教えることはある。
例えば、「姿勢が大切」ということは何にでも通じる。
 
(7)の子どもの転換点(変容)については、
それはどんなことか?
どういうときに起こるのか?
については、また調べてみたい。