天元術をマスターするために

明日、数学教室がある。
そのためにも天元術をマスターしなければとの意識も働き、夢中になって取り組んだ。
まず、算木作りからはじめた。5mmの角材を5本買ってきて、それを5cmずつカッターで切断。
色を塗り、完成したので、いろいろな計算をやってみた。
黒は負の数、赤が正の数。
 
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まず、かけ算から始め、割り算、そして二次方程式、三次方程式と進んだ。
なかなか優れた方法で、まさに江戸時代のエクセルだ。
ためにし、√2を求めてみた。
 
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おわかりだろうか。1.41421まで求めてある。
この方法なら、どこまでも求めることができる。
 
術とはこういうものなのだろう。
身体に身に着けること。
それは、もちろん理解を伴う。
 
方程式を解くために「方程式の変換」をやっていることに気がつくのに、かなりの時間がかかってしまった。
これが元の時代の中国で考案されたとは驚きである。