2.5倍のトイレと「薔薇の名前」

高速道路のトイレに入って気がついたこと。

 
私のおしっこは2.5倍
おしっこを始めて終わるまで、2人が変わり、3人目の途中で終わる。
だから2.5倍。
 
高速道路のトイレは入れ替わりが早いからよくわかる。
そしてしっかり出さないと、後から大変なことになる。
 
 
100分de名著で「薔薇の名前」を取り上げている。
 
26年前に読み始めて、途中挫折した本を取り出して、再び読み始めた。
読もうという気になってきた。
これを再読というのか、続読というのか悩んでいる。
 
その一節
 
「まるで、いまにして思い当たるのだが、全宇宙が私に向かって、
すなわち全宇宙とは、ほとんど明確に、神の指で書かれた一巻の書物であり、
そのなかでは一切の事物が創造者の広大無辺な善意を物語り
そのなかでは一切の被造物がほとんど文字であり、生と死を映す鏡であり、
そのなかではまた一輪のささやかな薔薇でさえ私たちの地上の足取りに付せられた注解となるのだが、
要するに、全宇宙が私に向かって、厨房の暗がりの香ぐわしさのうちでわずかに垣間見た、
あの顔立ちのことばかりを、語りかけてくるみたいだった。」
 
なぜ「薔薇の名前」なのか少しわかってきたようだ。
アドソはこの娘の名前すら知らない。