大人の学校「里山の袋」

図書館の大人の学校で、久しぶりに三島真さんの話を聞いた。

里山の袋」というふるさと郡上会の機関紙がある。     

ふるさと郡上会

5000部ぐらい発行したという。
53号で休刊。

この袋は、おふくろの袋、知恵の袋からきている。
郡上の生活の豊かさを、郡上へ移住してきた若者が、
そこで暮らす人々にふれあいながらインタビューし、デザインし、まとめた冊子。

郡上に住んでいる私たちが、かえって郡上のくらしの豊かさを知ることができるような内容の素敵な本。

その一部を紹介。

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郡上に住んでいる人は、かえって郡上の良さに気がつかないところがある。
むしろ、郡上に尋ねてくる人たちが、やがて郡上の魅力にひかれ、郡上に移住する。
彼ら若者は、なぜ不便を選ぶのか?

その人たちは、経済的なものだけでなく、暮らしそのものの豊かさにあこがれるという。
先輩たちの持つ「いきる」智慧が魅力なのだという。
郡上の里山や町のもつ豊かさに。

収益を上げるだけではない、消費するだけではない生活
遊び、伝統文化、川や山、畑や田んぼ、そして人々、生活・・・
そこに豊かさがある。

「ねこだ」とか、「かつおいらず」とか、
汚れは家族の信号」「物干しは隣の信号」とか
今日の話で、真の豊かさとは何か考えさせられた。
その豊かさは交流の中から生まれる。