板倉聖宜氏のこと

ここの所、訃報が続いている。
板倉聖宜先生が亡くなった。

授業をどうやったら良いのかと悩んでいた時、
仮説実験授業という方法があることを知った。

その方法が「科学する」ということを追求した結果から出てきていることを知り、
自分にもできそうだと感じたことを思い出す。

「科学する」ということをとても身近にしてくれた。

科学を歴史的に考えること、それはどのようなことにも応用できること、
認識とからだとの関係、モノと認識の関係、認識の進化、
個人の認識と人類の認識、モノゴトの追求のし方、科学と数学、・・・
数え切れないほどのテーマをいただいた。
 
ただ私は直接本人に出会っていない。
全て本と「授業書」から。
そういう意味では、この「授業書」が与えた影響の大きさは、授業だけではなかったと感じる。