美濃路の大垣宿

息子たちに出会うため大垣に行った。
温かい良い出会いだった。

美濃路の大垣宿の石の案内があった。
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美濃路中山道東海道を結ぶ道で、道案内の碑が立っていた。
見ると、右と左が逆。
何故だろう?

この石を背にして右が京都、左が江戸ということか。(つれあいの説)
上にある梵字の種字が阿弥陀如来(千手観音)のものだから、
仏さまが右手を指して「こっちが京だぞ」。
左手で指して「こちらへ行くと江戸じゃ」と。
仏さまが案内しているということで納得。

奥の細道の結びの地ということで、芭蕉の句の碑がたくさんあった。
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さみしさや すまに勝ちたる 浜の秋

この句は福井県敦賀だけど・・・

十六日、空霽(はれ)たれば、ますほ(ますお)の小貝ひろはんと、種(いろ)の浜に舟を走す。海上(かいしょう)七里あり。天屋何某(てんやなにがし)と云もの、破籠(わりご)・小竹筒(ささえ)などこまやかにしたゝめさせ、僕(しもべ)あまた舟にとりのせて、追風(おいかぜ)時のまに吹着(ふきつき)ぬ。
浜はわづかなる海士(あま)の小家にて、侘しき法花寺(ほっけでら)あり。爰(ここ)に茶を飲、酒をあたゝめて、夕ぐれのさびしさ、感に堪たり。
寂しさや須磨にかちたる浜の秋
波の間や小貝にまじる萩の塵
其日(そのひ)のあらまし、等栽(とうさい)に筆をとらせて寺に残す。
飯沼慾斎先生
この人も素晴らしい人だ。
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