忍澄さんのこと

岐生研の常任委員会海津町へ行く。

正光寺がらくた博物館」を前住職に見せていただいた。
昔の生活の道具がいろいろある。
その中に郡上藩青山氏の紋があったのでいろいろ伺っていると
凌霜塾に入っていて、安養寺に勤めていたといわれる。
いろいろなご縁につい盛り上がってしまった。

終わってから、緑林寺によって、ご住職からお話を伺う。

緑林寺というのは
153、美濃・飛騨の国の和算の歴史 ・・・算額の問題に挑戦しよう (2014.8)
に出てくる忍澄さんの寺。

忍澄さんは、
江戸時代末期に和算の教科書(円の周を求める積分のし方を、初心者にもわかるように解説した本)を出した方。
これは和算の歴史においては画期的なこと。
 
幸いご住職とお会いできて、5代前ということと、当時学校(寺子屋)をやっていて、今の吉里小学校の前身であること、ほとんど資料が残っていないが、
父から先祖に数学者がいたことを聞いたことがあるとか・・・
澤田吾一さんのことや、忍澄さんの業績などもお伝えしてきました。

西濃平野の輪中の中の集落の歴史を見たような気がしました。