世界が変わってしまう感覚

目が見えなくなっている。
パソコンの画面が見えにくい。
字を大きくしないと見えないので、3サイズにしている。

震災の時に何をしていて、どんなことを思っていたのかを知ろうと思って
日記を取り出してみた。
ところが、その前後には何も書かれていない。
退職の一年前なので、どこにいたのかは予想できるが、当時何を感じていたのか

いろいろ思い出そうとして、あきらめた。
記憶はだんだん薄れていくし、昨日のことでさえ覚えていない。
ただ、世界が突然変わったという感覚は今でも思い出す。
「世界が変わってしまった」
それまでの日常が、違うものに見えたということ
これからどうなるのかという不安

確かに世界は変わってしまった。
その世界は内的な世界かもしれないが。

読んでいる本によると、認知革命によって虚構の世界が出現したという。
その虚構の最たるもの、数学と宗教でのたうち回っている。